B-LOG

ホテルとホステル。

こんばんは、ベステイトの石橋です。

よくホテルとホステルの違いは何ですか、と聞かれる。今日はその違いについて考えてみたいと思う。

旅館業法ではホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業という4つの区分があり、それぞれ客室の構造や洗面所の個数等の規定が異なる。基本的にホテルはホテル営業、ホステルは簡易宿所営業に該当し、規定に沿った施設構造を有したうえで保健所の許可を得て営業している。しかし、例えばホテル営業の許可を取得しながら〇〇ホステルと名付けたり、逆に簡易宿所営業の許可を取得しながら〇〇ホテルと名乗ることは可能なので、いまいち定義はわからない。

法律を加味したうえで、私が考えるホテルとホステルの違いはこうだ。

【ホテル】
①ほぼ全ての客室が洋風の個室。
②客室の中にバスルーム・トイレがある。
③レストラン・食堂・バーなどの飲食設備がある。
④スタッフの接客が”かたい”。
⑤サービスの幅が広い。
⑥他のゲストとは交流がない。

【ホステル】
①ドミトリーという相部屋がある。
②共用のシャワールーム・トイレがある。
③基本的に素泊まり。
④スタッフの接客が”ゆるい”。
⑤サービスの幅が狭い。
⑥他のゲストとの交流がある。

まず①だが、ご存知の通りホテルの客室はシングルベッドやダブルベッドが置かれた洋風の個室が多い。その点、ホステルは一つの客室に2段ベッドやシングルベッドを置いて同じ部屋に他のゲストと泊まるドミトリーと呼ばれる部屋がある。宿泊料金は1泊2,000円~3,000円と比較的安価である。もちろんドミトリーを持ったホテルもあれば全室個室のホステルもあるが、ここはざっくり全室洋風個室ならホテル、ドミトリーがあればホステルと考えればいい。

②は、客室の中に浴室及び手洗い設備があるかどうかである。大抵のホテルは客室内に3点ユニットバス(風呂・トイレ・洗面台)を有しており、その部屋に泊まったゲストのみが使用できる。一方、ホステルでは客室内に浴室及び手洗い設備はなく、別の区画に他のゲストと共同で使用するシャワールームやトイレが置かれていることが多い。①で述べたようにドミトリーを持つホステルは回転率を考えると必然的にユニットバスではなく共用のシャワールームとなる訳である。

③は、ホテルでは朝食をはじめ、飲食提供できる設備が整っている。テナントとしてレストランやバーが入っていることもある。最近はホステルでもカフェ&バーが併設されているものが流行っているが、ホステルは基本的に飲食提供できる設備を持たず素泊まりのみのところが多い。

④は、接客スタイルについてだが、簡単に言うとホテルの接客はカッチリしていて礼儀正しい。ホステルの接客は礼儀正しさよりもフレンドリーさを重視する。言い換えると、ホテルの接客は堅苦しくてホステルの接客は馴れ馴れしい。どちらを好むかは人それぞれである。

⑤は、どこまでやってくれるか、の違いだ。ホテルの場合、ルームサービスやクリーニング代行、ベッドにバラの花びらを散らすサプライズ演出など頼めばやってくれるサービスの幅が広い。その点、ホステルの精神は基本Do It Yourselfだ。自分の飯は自分で作り、自分の服は自分で洗う。

最後の⑥はホテルとホステルの最大の違いと言っても過言ではない。ホテルで他のゲストと交流することは滅多にないが、ホステルにおいては交流こそがメインであり、開発の段階から共用ラウンジ、共用キッチン、ゲームルームなどゲストが自然と交わる仕組みを盛り込んでいる。④で述べたようにスタッフもフレンドリーなので、ゲストと一緒にラウンジで話したり、料理したりすることもある。お客様とスタッフという垣根を越えて、人と人の繋がりを大切にするのだ。

以上、私が独断と偏見で考えるホテルとホステルの違いだ。中にはホテルなのにスタッフの接客がフレンドリーだとか、ホステルなのにクリーニング代行サービスをしている施設もあるだろうが、おおまかに分けると「大体こんな感じ」である。私たちはこの2つのうちホステルの運営を得意としている。前回のUSPの話でも出たが、私たちの「体験主体型」の運営はホステルとの相性がいいのだ。

ホテルとホステル、その旅のスタイルや目的に合わせて選び方を変えてみると良いかもしれない。

石橋

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